こちらでは「お役立ち情報」について書かせていただきます。どうぞご参考になさってください。
誰にでも起こりうる可能性のある問題です。 単にだらしがないないから…「ごみ屋敷」ではなく「セルフネグレグト」かもしれません。
セルフネグレクト(自己放任)
最低限の食事をする、健康に気を付ける、身なりを整える、掃除をする、片付ける、金銭を管理するなどの生活意欲と能力が失われ、時に医療をも拒否するまでになる。また近所とも接触しない生活になってしまうのです。
いわゆる「ごみ屋敷」の中で生活するようになったり、周囲から孤立して「孤独死」の事態をも招く本人の意思でそうする場合のほかに、高齢者が軽度の認知症で判断能力の低下をきたしたことが原因という場合もあります。
近年 家族も友人もいない、近隣住民とも孤立状態で不潔な環境の中ででも支援の手を拒否し続けた結果、孤独死してしまう・・・というケースが多く見受けられます。
セルフネグレクト問題は 今後誰にでも起こりうる可能性のある問題です。
危険!居住者なしの状態が続くと・・・
例1 団地の一画にお住まいだった故人の裏庭から1階の窓ガラスを割って侵入。身内の方がやっと 日時を調整して集まったところ 思い出の品々や貴重品が盗まれ、家の中は物色された後の状 態 (家財が散乱)。ショックは言うまでもありません。
例2 泥棒がガラスを割って侵入、そのうえ一か月も生活。電気水道ガスは止まっているにもかかわ らず勝手に住み込んで自炊生活。貴重品や故人が大切にしていた思い出の品々が根こそぎなくな る。灰皿・空き缶にはタバコの吸い殻が山盛り。もし火事になってたら!
こちらでは今までの現場作業を通して痛感したところをまとめてみました。少しでも参考なればと思います。
想像以上に時間・労力がいるのが片付けです。また思い出や家族の歴史が詰まった品々なので、思い出に浸ったり、処分するかどうか迷ったりとにかく先に進みません。
・思い切りです。処分する勇気を持ちましょう。
・処分したい物、処分するか迷った物をまず一か所に集めて最後に再チエックして決めましょう。
・特に日記、手紙などプライベート的なものの中を見てしまうと...(内容は知らないほうが良い 場合があるかもしれません)
・通帳は支払い履歴がわかるので割と役にたちます。
・家族だけの片付けに行き詰まったら信頼できる業者に依頼しましょう。
そうなる前に家の片付け・生前整理
生前整理後の遺品整理時の労力、時間、金額の負担はぐっと減ります。身内や取り残された人に迷惑や負担をかけたくない、もしもの時に備え整理処分。あの時こうしておけば良かった「」をなくすためためにも、生前のうちにお家の中の片付けを行いましょう。
・家の中が雑然としてきた、ついつい物を貯めてしまう、動く気力が無くなってきてしまうと要注意。
・人形、おもちゃ、お土産品、トロフィー、写真などは早めに処分。思い切り、勇気です。
・全く使ってない家具、食器、衣類、布団、引き出物、全く読まない書物などは早めに処分。
・通帳、有価証券、印鑑、貴重品などの収納場所を把握しておきましょう。
・お庭にある植木鉢や物置の中は意外と忘れがちです。
・持ち家の場合は、今後どうするのか考えておきましょう。